大阪人権博物館(リバティおおさか)なくなっちゃうの!?

MFMSが全面的に企画協力をさせていただいた企画展【「見た目問題」ってどんな問題? ~顔の差別と向きあう人びと~】(2012年1月31日~3月25日開催)。
その開催会場となった「大阪人権博物館(リバティおおさか)」が今、存続の危機にあるらしい…。

橋下市長、大阪人権博物館への補助金廃止へ
(読売新聞 2012年5月8日)
大阪人権博物館の補助せず 橋下市長が方針指示
(朝日新聞 2012年5月8日)

インターネットや新聞などによりますと、

橋下市長は、府知事時代に、「展示内容がわかりにくい。見直すように」と指示。
その後、市長になってからリバティおおさかを再訪(4月20日)し、「まだ内容が差別や人権に特化されていて、子どもが夢や希望を抱ける展示になっていない。僕の考えに合わない」と発言。
そして、5月7日、リバティおおさかへの運営補助金廃止を表明。
それを受けて、松井府知事も、補助金を執行しない方針を指示。
リバティおおさかは、運営費の約8割が府市の補助金なので、補助金カットなら閉館せざるを得ない。

とのこと。

MFMSとしては、心情的にはリバティおおさかを全面的に応援したい!
だけど、税金を投入するからには、それが本当に必要なのかどうか考えるべき・・・。

ということで、次回の『ヒロコヴィッチの穴』(5月23日、21:00より生放送)では、
リバティおおさか存続の是非について、賛成反対、様々な視点から語り合ってみたいと思います。

みなさん、
ぜひ生放送で、ご意見をお寄せください。
賛成、反対、どちらも大歓迎です。

できれば、「橋下市長の方針を支持する」という方から、バンバンご意見をいただきたい。
なぜ存続に反対なのかをお聞きしながら、それこそゼロベースで問い直してみたいのです。

最後に、橋下市長のご意見を、音声でどうぞ。
49分20秒あたりから、5分くらい、リバティおおさかの件について、橋下市長が言及しています。

第11回大阪府市統合本部会議(2012年5月14日開催)

あ、あれ・・・?
橋下さん、税金の無駄遣いをなくしたいんじゃなくて、新しい「ハコモノ」を作りたいだけなんですか!?

(53分20秒あたり)
「近現代史教育館を、新しく一から作っていく方針を、知事と決めていきますから。あんまり、リバティ、ピースという所にとらわれることなく。行政で考えて頂くことはいいんですけど、僕は、第一に近現代史教育館という所にドーンとお金を突っ込んでいけば、もうリバティがやっていることとか、そういうことには、(お金は)回ってこないと思います。(by 橋下市長)」

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