「生きている図書館」 @ 駒澤大学&駒大高校

9月11日(日)は、駒澤大学&駒大高校が行った「生きている図書館(ヒューマン・ライブラリー)」に行ってきました。
「ヒューマン(リビング)・ライブラリー」とは、社会的には少数である人たち(社会的マイノリティー)が「本」となり、自分を貸し出してくれた読者に語りかける。つまり、読者は「本」を読むのと同じような感じで、「生きている本」から話を聞く、というもの。
詳しくは、ヒューマン(リビング)・ライブラリーの公式サイトをご覧ください。

さて、この日は、あいにくの雨模様でしたが、会場に着く頃には雨も上がり、まずまずのスタート。

MFMSつながりの「本」のみなさんは・・・


アルビノ理事の粕谷幸司さん。これは、控え室での自己紹介風景ですね。
初顔合わせの方も、けっこういましたねえ。


円形脱毛症を考える会の会長、岡村信子さん。


NPO法人ユニークフェイスの手塚章太朗さん。
奥に見えるのは、専業主夫のムーチョさん。ムーチョさんも、すっかりヒューマン・ライブラリーの常連さんです。

そして、『マイ・フェイス』2011春号に出演していただきました、聴覚障害のあるカメラマン、齋藤陽道さん

今回、受付で、彼のミニギャラリー展が開催されていました。


いまや、新聞や雑誌でも取り上げられる新進気鋭の若手カメラマン。イケメンだしね~。

さて、そんなみなさんとのあいさつも早々に、さっそく「本」を借りに。。。


写真左の上川あやさん。
彼女は、性同一性障害を公表している世田谷区議員。
自分は性同一性障害なんだと自覚したときの話には、ハッとさせられました。
彼女曰く、「違和感がなくなった」とのこと。なかなか興味深い話でした。

ほかにも、ビルマ出身の難民(民主活動家)の方、うつ病回復者の方を「本」として借りました。

あたりまえなのだけれど、当事者本人から直接聞く話は、本当に深い。
そして、みなさんの心の底からわき上がってくるようなパワーに、勇気づけられます。

この日は、ミニ講演会なんかもありまして、粕谷さんが高校生を目の前にして大奮闘してました。

いつもそうなのですが、ヒューマン・ライブラリーって、本当にあっという間なんです。
もっと、あの人の話も聞きたかった、この人の話も聞きたかった・・・という思いを抱えつつ、本日の「生きている図書館」は閉館。

そして、そのあとは、「本」のみなさん、学生スタッフのみなさん、関係者の方々とで、打ち上げ!
ヒューマン・ライブラリーの常連さんもけっこういますので、なんだか同窓会みたいな雰囲気。
場所柄、アルコールはないのですが・・・、みんな、ノリノリです(笑)。

・・・という感じの、実にハイテンションな1日でした。

こんなパワフルで、個性豊かな「本」の面々をとりまとめ、
無事にイベントをやりとげた駒澤大学&駒大高校のみなさん、本当にお疲れさまでした。

( by 外川浩子/MFMS代表)

[このページをシェア]