国会議員も読んだ! 「見た目問題」総合情報誌『マイ・フェイス』

菅さんが「もう辞めるぜっ!」宣言をした、8月26日。
報道陣でごった返してる国会に、
菅さん・・・ではなく、当時の官房長官、枝野さんに会いに行ってきました。

もちろん、プライベートなはずもなく、ちゃんと“活動”の一環として、です。

実は、今、「見た目問題」活動をしている者として、
差別禁止法の制定を求める市民活動委員会」に携わっています。
この委員会の話は、またあらためて。
とにかく、その関係で、枝野長官に「『福島差別』問題に関する取り組み要望書」を提出してきました。


共同代表の奥田均(近畿大学人権問題研究所)幹事の小森恵(反差別国際運動日本委員会)、藤本伸樹(アジア・太平洋人権情報センター)と共に(敬称略)。

さて、「見た目問題」と「福島差別」。
関係ないんじゃないの?と思われる方もいることと思いますが、誤解や偏見がもとで引き起こされる差別という、その根っこは、実は同じなのです。

9月1日には、東京新聞に「やまぬ「福島」差別」という記事が掲載されました。
こちら↓のブログに、記事がアップされています。

【9/1東京新聞こちら特報部-1】やまぬ「福島」差別 満室で宿泊無理/一緒に仕事できない/公園で遊ばないで 公的機関へ相談今も 救済手続きためらう県民も

そして、この「福島差別」については、福島県弁護士会も会長声明を出しています。

東京電力福島第一原子力発電所事故により避難している福島県民に対する偏見や差別、とりわけ県外に避難している子どもたちに対する偏見や差別をなくすよう十分な施策を求める会長声明

そういう趣旨で会いに行ったのですが、
せっかくのチャンス! 逃すわけにはいかないぜ・・・
ということで、『マイ・フェイス』を渡して参りました~。

枝野さんだけではなく、震災ボランティア担当の辻元清美議員も同席。
面会も終わり、みんなが席を立ったその瞬間に、ササッとカバンから『マイ・フェイス』を取り出し、ババーンとテーブルに並べ、バババッと早口でMFMSのことを説明。

体半分、帰りかけてるところを、とにかく説明しまくって何とか聞いてもらうという私の努力が見てとれるのではないかと思います。よしっ、頑張ったぞ、私!

あっけにとられてる枝野さんと辻元さんに「ぜひ、読んでください!」とねじ込んだら、
「読ませていただきます(汗)」と枝野さん。やったね! しかと聞きましたよ、枝野さん!
辻元さんも「NPO活動の支援もしていますので、お力になれることがあれば」なんて言ってくれました。マジですか、必ず行っちゃいますよ(笑)。

その後、福島関連の担当をしている稲見哲男議員に面会し、国会内の食堂で一緒にお昼。
いやぁ、国会議員って、かなり食欲旺盛。定食のセットメニュー、量がすごく多い。
でも、あのぐらい食べないと務まらないのかもねえ、議員さんて。エネルギッシュ!

そして、その後は、福島みずほ社民党党首に面会。

テレビと一緒で、よくしゃべる人でした。
なので、なかなか『マイ・フェイス』を取り出すチャンスがなく(それがメインじゃないんだから、当たり前なんだけど)、別れ際、扉の外まで見送ってくれた福島さんに、廊下で立ったまま「これ、読んでくださいっっ」ってムリクリ手渡してきました(マジだよー)。
だけど、さすが福島さん。「見た目の問題。最近、注目されつつある問題ですね。頑張ってください」と言ってくれました。アンテナをちゃんとはってる人には、きちんと通じる問題なのです、「見た目問題」は。

そんなこんなで、あわただしく行って参りました。

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