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間違いを正すのも面倒       シンポジウムレポート Vol.3

2010年2月6日

MFMSオープンミーティング in 大阪(2009.11.8)
シンポジウム『「見た目問題」で悩まない。』
【レポート Vol.3】

後半は会場からの質問にパネリストが返答するという形。
けっして気軽に話せるようなテーマではないので黙り込んでしまうのではないかと心配していたが、実際は会場から自発的に手があがった。パネリストのみなさんが心の内を話してくれた勇気に会場も応えてくれたのだと思う。

◆「そんなに悩む必要はないと思うんですけど」

質問1(年配の女性):  私が見る限り、みなさん、そんなに悩む必要はないと思うんですけど。氏家さんは悩まれたと思うんですけど、他の方は悩まんでもいいような気がします。

外川:  たしかに気にしない人もいるけど、気になる人もいます。これは「見た目問題」だけではなく、どんなことでもまわりから見たらどうであっても、本人にはすごく大きな問題ということもありますよね。だから、症状の大きさや重さでは考えられない。たとえ症状が同じでも、育った環境も違いますし。それに、本人がどう思うかも大事ですが、まわりがどう考え、どう対応するかということだと思います。

(・・・と言いながら、他に意見はないかとパネリストの方を見ると、さっと氏家さんがマイクをにぎってくれた。)

氏家:  氏家さんは悩む必要があるっていうようなことを言われたんですけど、たしかにこの中では私が一番アザの色が濃いからそう思われたんでしょうけど、でもわりと氏家さんが一番悩んでないかもしれませんよ(笑) 今はだんなさんもいてますし、おなかには赤ちゃんもいてるんですよ。もう8ヶ月になるんですけどね。

いきなりこの質問が出たとき、正直ひやっとした。当事者にとって一番されたくない
質問のひとつだからだ。実際、アンケートにも当事者の方が「こういう考え方(=悩む
必要のある人、そうでない人)を変えていきたい」と書いている。会場も、一瞬、緊張
が走ったが、氏家さんが上手に切り返してくれたので雰囲気もなごみ、スムーズに
次の質問へとつながっていった。

◆「教育現場ではどんなケアが必要ですか」

質問2(若い女性。教育関係者):  教育にたずさわっている者として、今日は非常に勉強になりました。そこで、みなさんにお聞きしたいのですが、教育現場ではどんなケアが必要だと思われますか。

粕谷:  難しい質問ですね。

氏家:  難しい。どうしてほしいと言われても、これだという答えはないです。

野中:  人それぞれ思いが違うので、ひとつの答えを出すのは難しい。自分はたしかに当事者だけど、何か特別な存在じゃなくて一般人だと思っているので、一緒に考えてもらいたいです。

ヤブモト:  私は髪が白いんですけど、これは髪を染めてると思われて、バイトの面接すら門前払いされたことがあります。髪を染めてるわけではなく、こういう人がいるということを理解してほしいなって思います。

粕谷:  こうだろうという思い込みで話されると間違いを正すのも面倒くさい。思い込みで突っ走らないでほしい。生徒は先生が言ったんだからそうなんだって信じちゃうので、正確な情報、正しい知識を話してほしいですね。

・・・Vol.4へ

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