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祝、山川菊栄賞受賞

2010年3月16日

昨年11月に大阪で開催したオープンミーティングにご協力いただいた西倉実季さん(東京大学大学院経済学研究科特任研究員)が山川菊栄賞を受賞されました。

受賞作品
『顔にあざのある女たち-「問題経験の語り」の社会学』

山川菊栄は大正・昭和期の女性解放思想の代表的理論家。
私は存じ上げませんでした。勉強不足を反省してます。

当日は高名なフェミニスト上野千鶴子先生もいらっしゃってました。
はじめてお会いしましたが、意外にかわいらしい方でした。怖いイメージだったので・・・。

西倉さんの本、読まれた方も多いかと思いますが、
もしまだでしたら、ぜひ! 自信を持ってオススメします。

アザの当事者の女性3人へのインタビューを軸に構成。
時間の経過や環境の変化によって変わっていく様子をとても丁寧に取材されていて、
3人がたんなる症例などではなく、血の通った「ひとりの人」として説得力を持って生き生きと描かれています。

そして、3人にオーバーラップするように西倉さん自身の変化も伝わってきて、これまでの体験談やインタビュー集とはまた違った感動をおぼえました。

この本は、これまでの西倉さんの研究の集大成ではありますが、たんなる研究書の枠を飛び出し、「見た目問題」の本質に迫る必読の書といっても過言ではない。そう思います。

そして、もうおひとり。同時受賞されました。

堀江節子さん 『人間であって人間でなかったーハンセン病と玉城しげ』

ハンセン病元患者でハンセン病違憲国賠訴訟の原告のおひとり玉城しげさんのライフヒストリーです。ハンセン病は「見た目問題」ともけっして無縁ではありません。なんだか不思議な縁を感じるというか、そういう波が来てるのかも・・・。

玉城しげさん、なんと御年90歳!
沖縄からいらっしゃったのですが、疲れた様子もみせず、エネルギーあふれるお話しをされていました。
90歳・・・。私もまだ人生の折り返し地点に着いてないことになります。

同時受賞は大変珍しいとのこと。両方とも素晴らしくて、どうしてもどちらか1冊に絞り込めなかったそうです。
私も会場で堀江さんの著書を1冊買い求めました。さっそく読んでみたいと思います。

  

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