対談イベント『小さな命のそばにいて。』vol.04 の感想

外川浩子。44歳(当時)。
「自分らしい顔で、自分らしい生き方を楽しめる社会を!」を合い言葉に、「見た目問題」に取り組むNPO法人マイフェイス・マイスタイル(MFMS)代表。

岡本裕志。21歳。
ウガンダやルワンダなど東中部アフリカ地域および日本国内を中心に「生命を引き継ぐ」というテーマの下、紛争や資源、貧困、自殺問題などを取材するフォトジャーナリスト。

日本とアフリカでそれぞれ活動する二人が、垣間見た人間の命の肖像。

対談イベント『小さな命のそばにいて。』vol.04
2012年6月3日(日)@下北沢 ワールドカフェ&バー INSTEPLIGHT
「小さな命のそばにいて。」vol.04

当日のレポートです。

—(゜レ゜)—

当日は、シャレオツな文化の街!下北沢のワールドカフェ&バー INSTEPLIGHTにて、ちょっとマッタリ風に対談イベントは始まりました。

岡本裕志さんの生い立ちというかこれまでの歩み、
そしてウガンダ・カンパラの現状、情勢、人々の生き様などについて語られ。
さらには、日本で”当たり前のように起こる人身事故”から、何がいま日本で起こっているのかなど。
「死と直面する国、世界について」を考える時間がありました。

続いて、NPO法人マイフェイス・マイスタイル外川浩子が登場。
「見た目問題」とは何なのか、当事者ではない外川浩子がナゼNPO法人として活動するのか。
今、ここで「見た目問題」ネットワークをつなぐ大切さなどを中心に。
当事者が「生きる意味と向き合いながら暮らすこと」を考える時間でもありました。

対談イベント『小さな命のそばにいて。』vol.04

それを経て、クロストークでは…、
「日本では”死の問題”はまだまだタブーなのか!?」
「45歳:下町の女/外川浩子から見た”死”とは何なのか」
「東京下町と、アフリカの街との共通点とは何なんだ?」
「人を相手に声をかける(お節介)、ってどういうこと?」
「今を生きる20代が抱く”自分らしさ”ってなんなんだ!?」
「人が人の自殺を止められるのか」
などなど色々と、死に向き合うジャーナリストと生き方に取り組む活動家が、現代を生きる20代とこれまで生きてきた40代として、気楽な雰囲気かつ情熱的に、言葉を使ってセッションを繰り広げました。

イベントを思い出しつつ、外川浩子は、

「死」と直面することから「生」を考える、と語る岡本裕志さん。彼の語りを聞きながら、そして彼とクロストークを展開しながら私が考えていたのは、「自分らしく生きること」でした。自分らしく生きるその先にある「死」ならば、けっしてタブーな事なんかではない。だからこそ、「自分らしく生きる」というビジョンを持って、これからも「見た目問題」に取り組んでいきたいと思います。

と、感想を述べていました。

とても有意義で面白いイベントに参加させていただき、ありがとうございました!

(参照:【イベント告知@下北沢】『小さな命のそばにいて。』vol.04 外川浩子×岡本裕志|岡本裕志 或る命の肖像)

[このページをシェア]