特別ワークショップ【「見た目問題」×国連】やりました

あれは、5月14日(月)のこと。

MFMS事務所に、様々な猛者たちが集いまして…。

特別ワークショップ【「見た目問題」×国連】という、勉強会というか意見交換会というか、
とにかく“世界視点で「見た目問題」を考えてみる”という、ちょっと特殊なワークショップを開催しました。

「見た目問題」×国連

遅ればせながら、あの時の様子を、むず痒い感じでお届けします。

★講師紹介
 今回の【「見た目問題」×国連】のワークショップを開催するにあたり、お越しいただいたのが白根大輔さん。

白根大輔(しらねだいすけ)さん、ご紹介

反差別国際運動(IMADR)ジュネーブ事務所職員。
埼玉県生まれ、31歳。早稲田大学卒業。
2009年より現職に、国連欧州本部のあるジュネーブ事務所にて活動する。

世界の人権問題・差別問題について、政府などへの働きかけも含めた世界的な解決を目指し、運動を続けている。

そして、NPO法人マイフェイス・マイスタイル代表:外川浩子は、「見た目問題」のスペシャリストとして参加しまして。

「国連総会などにむけて、白根さんたちがやっていること」などをご説明いただいてから、
「国連人権システム」とか「国際基準での“「見た目問題」の現状”について」とか、
「現場(日本)から動き始める上での国連のチカラ」について、そして「日本での“差別禁止法”などに対する動き・感じ方」などについて、かなり真剣に議論が交わされました。

白根さんは「世界(他国)などの現状も見ながら、国際基準を捉えながら、そしてデータや実例を示しながら、草の根的に現場からでも動き始めていけるのではないか」というようなお話を交えつつ、
「見た目問題」に限らずひろく日本のNPO活動についても…、「今できることが“多くの事例をひとつひとつ拾い集めていくこと”なのであれば、そこから始めていけばいい」とか。
国連の存在や、国連との関わりが必要となれば、積極的にコンタクトしてみて、データや実例を持って相談してみても良い、といったようなことをお話しくださいました。

また…、例えば「ただ、問題を“問題だ!”と、問題を問題化させるということではなく、問題なのかそうじゃないのか、そんな曖昧なことにも真っ直ぐに向き合って、曖昧なものを受け入れつつ、動いていけるのではないか」という話。
さらには…、「国や法律を変えるためのNPO活動に縛られず、国や法律が“民間の活動を追いかけてくる”ような運動でもかまわないんじゃないか」「加害者と被害者の関係でもなく、どの問題がどの問題より厳しいとか重要とかそういうポイントではなく、全員にとっての解決とは何か?を考えていくことはできないか」と、そもそもの活動とは何なのかについて考えてみたり。

活動資金についても、日本人の日本人たる感覚について、そこから見えてくる“日本だから存在する問題”についてまで。

とにかく刺激的で国際的、そして広くでっかく身近な話題が、議論されたのでした。

 

今後も、NPO法人マイフェイス・マイスタイルでは、こういった“「見た目問題」だけじゃない話”についても、ワークショップやセミナーなど、様々な活動をおこなってまいりたいと思います。

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