全然大丈夫
「全然大丈夫」
なんだか脳みそが焦げそうなので、
映画「全然大丈夫」のDVDを見ました。
世界一怖いお化け屋敷を作りたいという男が主人公のゆるーいラブストーリー。
見終わったあと、ふっと笑顔がもれる。
そんな感じの、とてもイイ映画です。
この映画、
顔面の右側に大きな赤いアザのある男性、湯原が出てます。
演じているのはココリコの田中直樹さん。
顔のアザは、ストーリーの展開上あまり関係ありません。
アザがあることでナンタラカンタラ・・というのは一切なし。
ただし、ところどころでハッとさせられます。
たとえば、こんな感じ。
湯原と女性が話をしている場面で、
女性の隣にいる娘(幼稚園くらいかな)が
湯原の顔をじっと見つめている。
お母さんから挨拶をうながされた女の子。でも、挨拶せずじっと見てる。
なんかちょっと気まずい雰囲気。
湯原は少しだけ苦笑い。
ああ、この展開、どーなるんだろう。
ハラハラする・・・。
すると、女の子は「これ、あげる」って言って、
お菓子(グミ)をひとつ、湯原に差し出す。
もうグッときちゃって泣きそうでした。
即座に思い出したのが金八先生のワンシーン。
赤アザのある男性が缶ジュースを子どもたちに配っていると、
その中の一人がもらうのを拒否する。
アザのある人から受け取りたくなかったからだ。
実際、よくある出来事ですよね。
当事者の人たちからも何度も似たような話を聞いたことがありますから。
そんなこともあって、
女の子がお菓子を渡すシーンにグッときてしまったのです。
「全然大丈夫」。
素敵な映画です。ホントに。